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血液型 と 血液の成分
人の血液量はどれぐらいあるでしょうか?
ヒトの血液は(男性で体重の8%、女性で7%といわれています。50kgの男性ですと4㍑です。)小学3~4年生位だと大人の半分位です。そして、3分の1ぐらい失うと大変危険な状態になり、半分なくなると死亡してしまいます。
血液型血液型には、輸血のときに最も大切なABO型、Rh型と、骨髄移植を行うときに重要なHLA型とがあります。
ABO血液型
1900年、オーストラリアのカール・ランドシュタイナーは、ある人の血清に他の人の赤血球を混ぜると、凝集する場合としない場合があることを発見しました。翌1901年、これを分類して血液に型があることを医学誌に発表しました。(日本赤十字社:血液の知識)
Rh血液型
1939年にレビーンとステップセンは、ヒトの血球に対する血清中の不規則凝集素を明らかにしました。1940年、ランドシュタイナーとその弟子ウィーナーは、人の赤血球にアカゲザル(Rhesus)と共通の血液型抗原があることを発見しました。その抗原の中に含まれる「D」という抗原の有無によって区別する血液型をアカゲザルの頭文字をとって「Rh因子」と名づけました。(日本赤十字社:血液の知識)
HLA型
赤血球にABO血液型があるように、白血球にもHLA型という血液型があります。HLA型はヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen)の略で、その重要性から主要組織適合性抗原ともいわれており、大きく分けてHLA-A, B, C, DR, DQ, DPがあります。血小板減少症を伴う病気など何度も血小板輸血を受けた人は、HLA抗体が産生されて血小板の輸血効果が得られない場合があります。そのような人にはHLA適合血小板が必要となります。(日本赤十字社:血液の知識)
血液の成分血液を構成している成分には、血球成分と血漿成分があります。
●血漿成分 55% ●血球(細胞)成分 45%
水分 91% 血小板 1% :比重1.032
血漿蛋白質 7% 白血球 3% :比重1.063~1.085
○アルブミン 55% ○顆粒球 70~75% (好中球 ・好酸球・好塩基球 )
○グロブリン 40% ○リンパ球 25%
○凝固因子 5%など ○単球・マクロファージなど 5%程度
無機塩類 0.9% 赤血球 96% :比重1.095
脂質 1%
糖質 0.1%
その他(各種ホルモン、酵素など)
Reported By Peter McCallum
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