2007年2月28日水曜日

オールトBB株式会社
日本リンパマッサージ協会   


白血球のバランスは自律神経によってコントロールされている

自律神経は交感神経、と副交感神経から成り立っています。また、交感神経、と副交感神経は、それぞれ相反する方向に働きます。            
交感神経   ・・・・・・・・・・ 興奮させる      (優位になると、活発に運動ができるように心臓や肺の活動を活発にさせます)

副交感神経 ・・・・・・・・・・  リラックスさせる                 (優位になると、消化活動を促すために消化器官の働きを活発                                                 にさせます)

白血球のシステムは、自律神経にコントロールされている血液の成分の内、赤血球の1/000の量の白血球は健康な状態の時は次のような割合です。
                   
マクロファージ     5%                   
顆粒球         60%                   
リンパ球        35%

顆粒球は、細菌を処理しリンパ球が免疫をつかさどっています。そして顆粒球とリンパ球の割合は、常に変動し、それを自律神経のシステムがコントロールしています。交感神経が優位になりすぎると、顆粒球がふえ、体内の有益な常在菌まで攻撃してしまい、ガンや化膿性の炎症を起こしやすくなります。さらには、新陳代謝が促進されすぎ、組織の破壊まで行ってしまいます。

反対に、副交感神経が優位になりすぎ、リンパ球が過剰にふえると、抗原に過敏に反応するようになり、アレルギー疾患が起きやすくなるのです。顆粒球は、異物は体内に入り込んだときだけではなく、強いストレスを受けたときにも増えることがわかっています。  

強いストレスが続くなどで交感神経の緊張状態がいつまでも続くと、増加した顆粒は、細胞をどんどん破壊していきます。特に皮膚や神経、消化器官や肝臓の組織は常に新陳代謝が行われています。この様な部位では、さかんに細胞が分裂するだけに、増殖の失敗が起こったり、老廃物が出ます。そうしたところには、顆粒球の出す活性酸素にさらされることも多く、それが遺伝子にダメージを与えてカン化することになります。

顆粒球の寿命は、1~2日。骨髄でつくられ血液の中に入って流れ、最終は、粘膜で一生を終えます。そのため、この顆粒球がふえて活性化するのは、交感神経が緊張しているときです。顆粒球がふえると粘膜が破壊されます。これは、動物実験でも確かめられています。ストレスを与えてネズミの顆粒球の変化を見ると、細菌による感染を起こしていないのに顆粒球がふえ、その結顆粒球が粘膜にとりついて破壊していくのです。これを人間にあてはめれば、ストレスによる顆粒球の増大が、粘膜を破壊し、潰瘍がどんどん進んで、発ガンを促すことにもつながります。

一方、日ごろから運動不足の人、あるいは肥満の人。このような人も要注意。運動不足や肥満の人の体を調べてみると、体内のリンパ球の数が大変多くなっています。ガンの多くは顆粒球の増大が原因ですが、リンパ球が異常に多い人もまた、確率がたかまります。リンパ球が多すぎるということは、副交感神経が優位の状態にあり、体がリラックスしすぎているということです。すると、血管が必要以上に開きすぎ、それによって血流障害が起こります。これがガンの原因になります。このとき、体にむくみを伴うことが多くあります。このようなリンパ球増大によって発生したガンは、とてもなおりやすいことがわかっています。ガンと戦うリンパが多いのですから、免疫力は備わっているからです。    

副交感神経優位でアレルギー疾患が引き起こされる顆粒球とリンパ球の増減に着目すると、アレルギー疾患は、ガンと対照的なパターンになっています。ガンは顆粒球がふえてリンパ球が減少するパターンですが、アレルギーの場合は、リンパ球がふえて顆粒球が減少します。

リンパ球をふやすのは、副交感神経優位の状態です。つまり、アレルギーの背景には副交感神経優位状態があることがわかります。リンパ球過剰体質になると、多少の刺激でも過敏になり、アレルギーの発症に結びついてしまうのです。 その原因としては、豊かな食生活、都会生活特有の炭酸ガス(排気ガス)や炭酸飲料が多く、体内の酸素と結びつき人間をリラックスさせます。肥満、適度な紫外線の刺激が無い、運動不足や過保護のリラックス環境も原因の一つです。

(「絵でわかる免疫」:安保徹 著)を参考にさせて頂きました。


Reported by Peter McCallum

2007年2月27日火曜日

日本リンパマッサージ協会オールトBB 

オールトBB株式会社

リンファティックテラピFC加盟店募集

抗体の多様性((GOD:Generation of Diversity (多様性発現)のミステリー)) 

         (神の秘密)と名付けられた免疫学上の最大のジレンマ 

  わたしたち高等動物は、目には見えませんが、細菌・ウィルス・カビといった病原体にかこまれて生きています。ちょっと病気になっても、しばらく静養したり薬を飲んでいると元気を取り戻すのは、体に免疫系という生体防御機構があることが大きな理由です。 

この生体防御機構の免疫系で重要な役割をはたしているのが、抗体という一連のたんぱく質です。抗体は、白血球の一種であるB細胞(Bリンパ球)がつくります。抗体はたんぱく質ですから、アミノ酸が鎖状につながってできているのですが、立体構造は線状ではなく、いろいろな形で「たたみ込み」が起こって、Y字型の立体構造をとっています。

この構造をこまか調べていくと、微細構造が非常に違っており、多種多様なのです。そのY字の腕の先のところで多様性が高くなっています。これは、いったい何を意味しているのか。じつは抗体の重要な機能は、外から入ってきた病原菌とか、病原菌がつくる分子を認識して、そこに結合することなのです。体の外から入ってくるものを抗原と呼んでいますが、抗原と抗体がまずがっちりと反応することが抗原を体から排除するための重要な第一ステップです。

抗原と抗体はいわば鍵と鍵穴の関係なっていて、鍵つまり抗原の種類が非常に多いと、鍵穴つまり抗体のほうも多くのものをそろえておく必要があるのです。抗体の分子をX線で調べると、腕の先の可変部分の多様な微細構造部分に抗原が結合することがわかります。 

では、いったい抗原にはどのくらい種類があるのでしょうか。つまり、わたしたちが病原体にかこまれながら生きていくには、いったいどのくらいの種類の抗体をつくる用意をしておかなければいけないのか。様々な実験と推察から、少なくとも100億種類の抗体をつくらなければいけないのに、人間の体を構成している細胞には、どの細胞をとっても、3万個の遺伝子しかありません。

 この3万個の遺伝子をすべて抗体用に使うわけにはいけません。いろいろな酵素や細胞を構成しているタンパク質を作らなければなりません。100億と3万、これでは明らかに数の上でつじつまが合いません。最大数万種類の遺伝子から100億種類の抗体がなぜつくれるのか。これが、免疫学者のメルビン・コーンが「GOD」(神の秘密)と名付けた免疫学上の最大のジレンマだったのです。 

このジレンマを解いたのが、日本のノベル学者の利根川 進博士の研究です。 みなさんは、ダーウィンの進化論のことを聞いたことがあると思います。ダーウィンは、約36億年前に地球上で生命が誕生してから、その後DNA型の生物が発生して、このDNAが組替えという現象と突然変異という現象にもとづいて、長い期間に変異株をつくって、その変異株のなかからそれぞれの地域の環境にもっとも適合した変異株が生き残り、はびこってきた、そうすることによって「進化」という現象がおこった、という理論を提唱しました。

 遺伝子のランダムな多様性と環境による変異株の選択、これがダーウィンの進化論の二大原理、進化論のエッセンスです。ダーウィンの進化論をここでもちだしたのは、これと同じ原理が、免疫のGODのミステリーに潜んでいることがわかたからです。

 ダーウィンの進化論と免疫系のGODのミステリーの原理とでは、ひとつ決定的な大きな違いがあります。それは時間のスケール(物差し)です。 遺伝子は安定なものです。そうでないと、子が親に似る遺伝という現象はおこりえません。安定になるようにいろいろなメカニズムが備わっているのです。しかし逆にまったく変わらないというものであれば、ダーウィンの進化論は成り立ちません。

 遺伝子はひじょうに遅い速度で、何百年、何千人という長い時間をかけて少しずつ異変していくのです。それに対して免疫系の場合は、一世代、一固体の免疫系の中でしかも抗体遺伝子に限って、ものすごい速度で、親から受け継いだ限られた数の遺伝子に、異変が入っていくのです。

 しかも、ダーウィン進化論のもうひとつの原理である、環境による特異的な選択も、免疫系の中で起こっています。このメカニズムのおかげで、わたしたちは親から受け継いだ1000個程度の抗体遺伝子、つまり遺伝子全体が三万個あるとすれば3%になりますが、3%程度の遺伝子を使って、これを急速に変化させることによって、100億以上の抗原に対処していることがわかったのです。 

 Bリンパ球は、幹細胞という細胞が増殖してできてくるもですが、増殖の過程でいわゆるDNAの組替えという現象を使って、それぞれのBリンパ球が、ちがう抗体遺伝子を発現します。ここですでにかなりの多様性が出るようになっています。そこえ抗原が攻めてくると、鍵と鍵穴の関係で、抗原の構造にぴったりと合う抗体を表面にくっつけているBリンパ球のみが、選択的に増殖してきます。

 ほかの細胞は増殖しません。つまり、抗原を環境とみなして、環境に選ばせるのです。これが第一段階の異変と選択です。 免疫系は二段構えで変異と選択をおこなっています。もうひとつの変異と選択は、次のようです。

 いったん抗原が決まると、つぎに高速な突然変異が入るメカニズムが活性化されます。その結果、さらにいろいろな変異株ができてきて、前よりもさらに構造がピタリとよくあう抗体を産生(生産と同じ。特に抗体やホルモンなどの高分子物質の生合成について使われる言葉)するBリンパ球のみが、また抗原による選択で特異的に増殖してくるのです。 

このような二段階の過程を経て、外から入ってきた病原体、あるいはそれがもつ抗原を徹底的に取り除いてしまうのです。 まさに、ダーウィンによる生物進化のプロセスと同じ戦術を、免疫系が使っているのです。それゆえ、この免疫系のことをDarwinian Microcosmos(ダーウィンの小宇宙)と呼ぶことがあります。

 つまり、免疫系の中で、ダーウィン的な進化がおこっているとういことになります。  この研究の成果の大事なところは、GODのミステリーを解いたということです。それに加えて、生命科学全般にインパクトを与える、別の一面がありました。つまり、遺伝子は進化の長い過程においてのみしか変わらない、というのが生命科学の常識だったのです。

 それに対して、免疫系の抗体遺伝子についてはそのドグマ(独断的な説)が当てはまらない、ということが明らかになったわけです。 つまり、この研究の成果は、これまでの生命科学の常識をくつがえす発見になったのです。

Reported by Peter McCallum

2007年2月26日月曜日

日本リンパマッサージ協会オールトBB 
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            人生の決断(人生はかぎられているから)

人生はおもしろく(価値のあるもの)生きないといけないという価値観を至上において、リスクを  負いながら自分の道を切り開いていく。そうゆう人が、何かをやり遂げると思います。かんたんな言い方をすると、人生はかぎられているから、何か自分のやりたいことを見つけて、それをすることに人生を賭ける。それをするために、ほかのすべてを決めていくといというふうにすると、何かできる可能性があるということです。(利根川 進 博士)                        

人間の遺伝子つい最近まで人間の遺伝子は5万個から10万個くらいはあるんじゃないかと言われていました。ところが、先日の新聞によりますとハエの約3倍くらいしかないということがわかって、非常に複雑な思いを抱かれて方が多いんじゃないかと思います。3万個というのはちょっとすくなかったですね。だいたい10万個あると言われていたんです。ハエが1万6000個くらいというのは前もってわかっていたんです。

 ここから一つの考え方としては「人間はそんなに威張ることはない」ということが言えるわけです。じつはこの遺伝子に関するストーリーは、これで完結というわけではないんです。遺伝子というのは1個の遺伝子でもいろいろな編集のメカニズムがあるんです。昔は1つの遺伝子から1つのタンパク質しかできないといわれていたんですが、よく調べるとじつはそうじゃないんです。編集することによって、1つのDNAから何種類ものRNAができるんです。それから同じタンパク質でも、いったんタンパク質ができてから、いろいろな機能が付け足されるんです。

ですから、この分野の科学者たちは、人間や高等動物はそういった遺伝子の編集のメカニズムが、たとえば下等なショウジョウバエより進化していて、1個の遺伝子を何十とおりにも使っている可能性があるというような仮説を立てています。そうでないと、ちょっと話しが合いません。遺伝子そのものの数は、期待したより少なかったんですが、いずれにしても遺伝子の半分くらいは脳で使われていますから、脳はやはり人間の精神的な機能において大きな役割をはたしています。 

       この謎「GODのミステリー」のつづきは次回にて・・・・・・

Reported by Peter McCallum

2007年2月22日木曜日

日本リンパマッサージ協会  

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                「ハイ・コンセプト」

ダニエル・ピンク著、大前研一訳「ハイコンセプト」と題する本には、次のような訳者の解説が記述されている。この本は、これからの日本人にとって大きな意味がある。21世紀にまともな給料をもらて、良い生活をしようと思った時に何が必要か、何をしなければならないか 

- 本書は、この「100万ドルの価値がある質問」にはじめて真正面から答えを示した、アメリカのベストセラーである。  なぜ、この本が現代の日本にとって非常に重要なのか。それは、いま話題の「格差社会」という問題に深くかかわっている。経済のグローバル化によって、中国で生産できるものは中国で、ITなどインドででもできるものは、インドでというように、少しでも人件費が安くすむ地域へ産業は引っ張られる。安いものがどんどん輸入されて、デフレ傾向に歯止めがかからない。

こうして、人件費、すなはち所得は安いほうに強く引っ張られる。一方で高い能力をもっている専門職の給料は、アメリカ並の高級取りになっている。つまり、人口分布に中低所得層と高所得層の二つのピークがある「M型社会」になっていく傾向にあります。こうして日本は「一億総中流社会」で真ん中に固まっていた時代から逆に真ん中がだんだん薄くななっていく「M型社会」へ急速に移っている。今後、我々はどのような判断の指標をもっていれば良いのか。

1.「よその国、特に途上国にできること」は避ける。
2.「コンピューターやロボットにできること」はさける。
3.「反復性のあること」も避ける。

今後はインドや中国と競争するだけではなく、コンピューターやロボットと競争するような仕事も見込みがない。 要するに、これからは創造性があり、反復性がないこと、つまりイノベーション(技術革新)とか、クリエイティブ、プロデュース、といったキーワドに代表される能力が必要になっていくということである。

世界的ベストセラー『第三の波』で著者アルビン・トフラーは、「第一の波」の農耕社会、「第二の波」の産業社会がおわって、「第三の波」の情報化社会の到来を告げた。実際に、情報化社会(ナレジ・ワーカー:知的労働者)が礼賛されていた時代が十年前にあった。しかし、これらの仕事の持っている価値が、考えていた以上に速いスピードでコンピューターやインターネットに取って代わられてしまったのだ。このように、情報社会もいまや最終段階に入って、早くも「第四の波」が押し寄せつつある、というのが本書の重要なポイントだ。

それでは、その「第四の波」とは何か。この本の内容の目次とキーワードから読み取って下さい。

(詳しく知りたいのであれば、本書をお読み下さい。)目次 その他のキーワード「専門力」ではない「総合力」の時代!「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイタッチ」時代へこれから求められる「六つの感性」(センス)が道をひらく その六つとは。

1.「機能」だけでな「デザイン」
2.「議論」よりは「物語」
3.「個別」よりも「全体の調和」
4.「理論」ではなく「共感」
5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
6.「モノ」よりも「生きがい」

「カンニングOK」社会への転換「専門力」ではない「総合力」の時代!この本の記述の中にこのような記事が載っている。機能、システム、理論がもてはやされてきた時代が急速に終焉を迎えつつある中デザインが重要だとされる傾向は、商業の領域を越えたところまで浸透してきている。

ソニーには400人の社内デザイナーがいる、と聞いても別に驚かないだろう。だが、末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教)に60人のデザイナーがいると聞いたら、驚くのではないだろうか。神が芸術家を取り込んでいる一方で、アメリカ連邦政府は、自らの建物の改装をしているし、さえない連邦政府の施設を、より快適に働くことができ、見た目にも美しいものへ改修を目的に「優秀デザイン」プログラムがある。アメリカ国務省は、長年使用してきた公文書用の文字フォントをカーリア・ニュー12の書体の使用をやめ、新たにタイムズ・ニュー・ローマン14を標準の書体として2004年採用した。

Reported by Peter McCallum

2007年2月16日金曜日

日本リンパマッサージ協会 

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 自然治癒力

大宇宙の創造主がすべての人間に与えた、素晴らしい財産があります。それは、“自然治癒力”という偉大な力です、残念ながら現代人には深く理解されていませんし、かえって無視されているようにも思えます。 動物はケガをすると、傷口をペロペロ舐めています。唾液の殺菌力が普段の何倍にもなっているのです。北海道のアイヌ民族が住んでいた土地の冷泉に、傷ついた動物がやってきて、入浴して帰ります。強酸性イオン水で、人間が傷ついた部位を浸すと、しみる痛さを強く感じます。ネコ科の動物は、かなり腐りかけた肉なども食べますが、体に悪いものが入ったときは、草を食べて吐き出します。

猿の中には、味がよくなり殺菌にもなると海水でイモを洗ったり、症状に応じて木の根をかじって病気に応じて木の根をかじって病気を治すものも現れています。 人間も太古の頃には、傷口を舐め、霊水に入り、自然水を飲み、薬草をかじり、痛いところには手をあてて治していたのでしょう。

太古の部族の長は、一番のエネルギーを持ち、手当てで人を治し信頼を得ていたのでしょう。実際にはロイヤルタッチ(王様の手当)の資料には、フランスやイギリスの王国の手当て療法が残っていて、治療した患者の数が市内中の医者よりも多かったという国王もいたほどです。 

20世紀の後半、西洋医学一辺倒だった先進国で、東洋医学などの代替医療又は補完医療への関心が高まり、“癒し”の大きなうねりが世界中に広がりました、心の分野では、精神神経免疫学や催眠療法、さらに前世療法も現れました。東洋医学の漢方、鍼灸、指圧、あんまなどの取り入れに加え、西洋で生まれたカイロプラクティックやオステオパシーもひろがりを見せ、整体やリンパマッサージも世界に広がろうとしています。天然自然なものとして、温泉、ハーブ、森林浴、食事療法などが見直されています。

ガンやその他の難病も、自然界の産物で治療した例が多く取り上げられました。キトサン、イオン水、冬虫夏草、プロポリス、アガリスク茸、ローヤルゼリー、等です。 しかし、ケガや病気を治すのは、本質的には“自然治癒力”です。自分の中にある自然治癒力を自分自身で鍛え、高め、信じて、ケガや病気を治そうとする前向きな気持ちが大切なのです。白血球のリンパ球や顆粒球の数のバランスもその人の思い(楽観、リラックス、悲観、緊張、ストレスの状態)によって影響される事も研究論文で判明していますし、笑いや思いによっても脳内ホルモン(β―エンドルフィン)の分泌や体内のpH(ピーエッチ)バランスも変化します。

Reported by Peter McCallum

リンパマッサージの歴史(経緯)

日本リンパマッサージ協会  
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リンパマッサージとその起源(歴史)

 マッサージ(Massage)という言葉はフランス語ですが、中国で生まれ日本で発達した、あんま(按摩)と同じく押す、さする、もむ(手当)が身体に良い効果をもたらすことは古くから知られていました。マッサージの起源は古く約2500年前、ギリシャの医学の父として有名なヒポクラテスは、「医師は医術についてあらゆる学理とともに、マッサージを習得しなければならない。」と説きましたが、その後長い間マッサージの研究は途絶え、民間療法として余命を保つにすぎなかったようです。

 16世紀後半、スウェーデンの解剖学者(オラフ・ラドベック)によって人体の完全なリンパの仕組が発見されました。また、デンマークの精神科医(エミール・ヴォッター)は直感力、洞察力が優れており、慢性的な鼻炎と静脈疾患で悩む患者に対しリンパ液排出を試み、症状の改善が見られたことから、リンパマッサージの技術を開発しました。その後、ドイツの内科医(ヨハン・アスドンク)は、20,000人の患者に対し臨床テストを行いました。マッサージとの併用を強調されて以来、フランス、スウェーデン、オランダ、ドイツ、などヨーロッパ各国で研究が盛んに行なわれ、医学的な手法が確立されて来ました。

 理論面では、フランス系の点の理論、ドイツ系の面の理論があります。リンパマッサージは、フランス語で<排出:ドレイン>を意味するリンパドレナージュとも呼ばれています。日本に紹介されたのは、明治20年以降です。ヨーロッパから直接紹介されたもの、アメリカなどを経由して紹介されたものなど、いろいろな形で入ってきましたが、日本ではあまり定着しませんでした。(制度の問題がおおきかったと考えられます。)

 現在、ヨーロッパ諸国では、リンパシステム(リンパ液、リンパ節、リンパ管)が生体にとって重要な免疫と排泄の二つの機能を担い、リンパマッサージが、この二つの機能を高める事から、医療行為の一環として、わが国の国家試験制度と同等以上に取り扱われ、医療分野で活用されています。日本では、まだ統一的な施術法が確立されていないのが現状です。

 日本リンパマッサージ協会では、従来のオーソドックスなマッサージは、筋肉を刺激して血液の流れを改善する手法である動脈マッサージであるのに対して、リンパマッサージは点、線、面の理論を統合した静脈マッサージとして区別しており、医療を補完するものと認識しています。リンパマッサージとは、リンパの流れを促進する施術法です。体内に必要以上に溜まった老廃物や毒素をリンパ液と共に心臓の近くまで戻し、最終的には、血管に合流させ腎臓、肝臓から、毒素や老廃物を排出する技術です。

 同じ姿勢を長く続け、筋肉をあまり動かさなかったり、不規則な食事や運動不足、過剰のストレスを受けると、老廃物の排泄力が低下し、便秘になったり、リンパ液の流れが悪くなります。リンパ液は、白い血液とも呼ばれ、体内に血液の2倍の量があり、すべての細胞を覆っている体質液のことです。血液のポンプ役は心臓ですが、リンパ液には、ポンプ役はありません。周りの筋肉の動きによってリンパ管のリンパ液が押し出され動いていきます。(リンパの循環量:1時間120mℓ、一日で約3ℓです。)リンパの流れが滞った状態を放置しておくと、余分な水分や老廃物が排泄されず、疲れやむくみ、痛み、さらには肥満、セルライトの原因となる上に、免疫力の低下にも繋がります。

 筋肉を動かして、リンパの流れを促進、浄化をするには、軽い上下運動や深呼吸が効果的です。それ以外では、リンパマッサージを施すことです。リンパ液は、多くは皮膚の表面近くを流れているので、自分でも簡単に皮膚を軽く手で刺激を与えるだけでリンパ液の循環を促進させることができます。リンパの流れに逆らわないように施術することが大切です。

 筋肉が色々な刺激で固くなるとリンパの流れを妨げてしまいます。この問題の解決は、リンパマッサージに使うこのセルナ・マッサージジェル(MJ)又はセルナ・マッサージクリーム(MC)です。筋肉を和らげ、効果バツグンです!

Rported by Peter McCallum

2007年2月15日木曜日

健康はエネルギーだ!

日本リンパマッサージ協会

オオルトBB株式会社

                  健康はエネルギーである!

米国の海岸警備隊に勤務する研修医のセミナーで担当の医師は、医学部で8年の研究をし、病院でのインターンを重ね、数年間開業医として経験を積んだうえで、「ただの一度たりとも健康という言葉の定義を聞いたことはない」と断言した。医師はもともと病気の専門家である。ありとあらゆる病気の定義をもっている。しかし、健康のことともなれば、ほとんどは回答不能に陥ってしまうだろう。ほとんどの人は健康を「病気ではない状態」と定義している。しかしそれは、「馬は象ではない」というようなものだ。うまについては何も知ることにはならない。

ここで、健康という言葉をきちんと定義しておくことにしよう!健康とはエネルギーである。それだけのことだ。自分の生活を送り、夢を追い求め、仕事をし、遊び、愛し、奉仕をする無限のエネルギーをもっていれば、それで健康である。疲れたり、病気だったり、やつれていたりしていれば、健康とは言えない。 

この考えは多くの人に衝撃を与える。多くの人は病気の兆候がないため、自分のことを健康だと思っている。しかし、いざ生活を振り返ってみると、自分には今話しているような活力がないということに気がつくからだ。無限の健康の二つの原則と四つの鍵二つの原則

1. 使わなければ、なくなる。
2. 身体に入れるものはすべて、同化させるか、排除させるか、どちらかしかなければならない。

自分のエネルギーを高めるためには、有酸素運動をし、筋肉の力を高め、排泄に使うエネルギー負荷を下げることだ。四つの鍵

1. 有酸素運動で酸素吸収能力を高める。
2. 過剰負荷をかけることによって筋力を強める。
3. 最高の栄養を摂る。
4. 毒を避ける。

最も重要な栄養素とは?身体が必要としている最も大切な栄養素とは何だろうか。ビタミンやミネラルだと言う人もいれば、タンパク質だと言う人もいる。これらのものももちろん大切ではあるが、エネルギーや生存のために身体が必要としているものの中では、順位が低い。もし「栄養」が身体が健康になるために必要なものを意味しているのであれば、最も大切な栄養素は「酸素」だと言わざるを得ないだろう。

二番目に重要な栄養素はもちろん水である。新鮮な空気ときれいな水を自分の身体にあたえることは、ほかのどのことよりも大切である。体内で最も多い液体は血液じゃない!心臓と血液を中心に展開されている健康の話は多い。しかし、体内で大量にある液体は、血液ではない。最も多いのはリンパ液;である。リンパ液の量は血液の二倍以上である。! 

では、この大量のリンパ液は、どんな役割をはたしているのだろうか。リンパ液は身体の全細胞を囲んでいる。血液によて運ばれる栄養素は、リンパ液に転送される。それから、各細胞は、リンパ液からその栄養素を吸収する。個々の細胞は受け取った栄養素を新陳代謝して、老廃物を生み出し、リンパ液の中に戻される。 ここで問題が発生する。もしリンパがきちんと清掃されていなければ、これらの老廃物が積み重なって、流れないトイレのようになる。トイレが一週間も流れなかったらどうなるだろうか。大変な状態である。

それと同じように、老廃物がリンパ中に蓄積されると、栄養素はよどんだリンパに止まり、もはや細胞に届かなくなる。そして、個々の細胞は栄養失調に苦しみ始め、老廃物によって毒される。面白い事実に、ガン患者の死因の50%以上は、悪液質という細胞レベルの栄養失調になっている。

逆に、細胞にきちんと栄養素を与え、その老廃物を適切に取り除けば、その細胞は永遠に生き続けることは実験で証明されている。永遠にだ! 健全な環境におかれた細胞は決して死ぬことはない。

健康な人の場合は、このリンパ液がリンパ腺にはこばれ、そこで、有害物質は、身体から簡単に取り除ける形に分解される。問題は、血液と違って、リンパ液を動かすポンプがないということだ。身体をうごかす以外に、このリンパ液を運ぶ手段はない。リンパ液を最も効率的に浄化する方法は深呼吸である。一日に三回、五分~十分程度の深呼吸をすることでリンパ液は完全に浄化される。これができない人は、定期的にリンパマッサージ(リンファティック・セラピー)によって、やや強制的にリンパ液を押し流す方法もある。又、小型トランポリンの上で跳ねることでも可能。

エネルギーを望むなら、水を飲め。水分含有量の多い食べ物(新鮮な果物、野菜、フレッシュジュース、水)である。コーヒーも紅茶のアルコールも水ではない。これらは身体を毒し、水分を奪ってしまう。妊婦がコーヒーを毎日ニ、三杯飲むだけで流産の確立がニ倍になる。カフェインによって引き起こされる健康問題のリストは長く、際立っている。カフェインの致死量はたったの十グラムである(コーヒー五十杯~二百杯分のカフェインである。)

1993年.シーグフリード・ヘイデンは『Coffee and Cardiovascular Disease(コーヒーと心臓病)』の中で、カフェインは、「心筋梗塞、不整脈、高血圧、高脂肪血症、痛風、不安、その他の心臓病、さまざまなガン、奇形児、骨粗しょう症などの病気」に関連していることを指摘している。アルコールは、肝臓を壊し、判断力を損ない、交通事故で罪の無い人々を殺し、家庭環境を破壊してしまう社会悪の根源である。アルコールは、完全なる発ガン物質である。それは、肝臓病、心臓病、膵臓病、の原因になり、奇形児の出産や流産の原因にもなる。アルコールは水ではない。健康のためになったためしもないし、これからもない。米国におけるアルコール中毒の経済損失は、1992年で概算1,480億ドルであり、概算980億ドルの麻薬中毒のコストをはるかにしのいでいる。

ソーダ水(炭酸飲料)も水ではない。砂糖の含有量が高いため、その酸性を中和させるためにより多くの水が必要になる。炭酸飲料を一日中飲んでいても、喉の渇きがいやされないのは無理もない。牛乳もまた水ではない。牛乳は、腸を粘液の膜で覆い、身体が必要としている重要な栄養素の吸収を妨げる。乳製品は、ほとんどのアレルギーにも関係している。毎日牛乳を数杯飲む人は、まったく飲まない人よりも、高いカルシウム欠乏症を示している。乳製品をたくさん摂る生活様式は、動脈硬化、心臓病、脳卒中、卵巣ガン、乳ガン、前立腺ガンの原因にもなる。

水がほしいなら、答えは簡単だ。水を飲み、新鮮な果物と野菜を食べることだ。そうすれば、夢を実現するのに必要なエネルギーが簡単に得られるのである。喉の渇きは、どれだけ水分を必要としているかを計る上で、まったく当てにならない。その理由は簡単だ。我々の先祖は水(平原や森、山に住んでいた場合、最も簡単に食べられるものは何だろうか。果物である。木から取って、そのまま食べられる。しかもおいしい。見た目にも魅力的で、目に止まりやすい。果物はほとんど水でできている。次に見つけやすい食べ物は野菜と草である。これらもやはりほとんど水でできている。果物や野菜を噛めば、口の中で水になるのだ。)を食べていたからである!

穀物、ナッツ、種類、肉にはほとんど水が含まれていない。乳製品は、基本的に、農業革命まではなかったものである。あったとしても全乳だけで、チーズやアイスクリームなどの凝縮脂肪は存在しなかった。     

 Reported by Peter McCallum