2007年2月22日木曜日

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                「ハイ・コンセプト」

ダニエル・ピンク著、大前研一訳「ハイコンセプト」と題する本には、次のような訳者の解説が記述されている。この本は、これからの日本人にとって大きな意味がある。21世紀にまともな給料をもらて、良い生活をしようと思った時に何が必要か、何をしなければならないか 

- 本書は、この「100万ドルの価値がある質問」にはじめて真正面から答えを示した、アメリカのベストセラーである。  なぜ、この本が現代の日本にとって非常に重要なのか。それは、いま話題の「格差社会」という問題に深くかかわっている。経済のグローバル化によって、中国で生産できるものは中国で、ITなどインドででもできるものは、インドでというように、少しでも人件費が安くすむ地域へ産業は引っ張られる。安いものがどんどん輸入されて、デフレ傾向に歯止めがかからない。

こうして、人件費、すなはち所得は安いほうに強く引っ張られる。一方で高い能力をもっている専門職の給料は、アメリカ並の高級取りになっている。つまり、人口分布に中低所得層と高所得層の二つのピークがある「M型社会」になっていく傾向にあります。こうして日本は「一億総中流社会」で真ん中に固まっていた時代から逆に真ん中がだんだん薄くななっていく「M型社会」へ急速に移っている。今後、我々はどのような判断の指標をもっていれば良いのか。

1.「よその国、特に途上国にできること」は避ける。
2.「コンピューターやロボットにできること」はさける。
3.「反復性のあること」も避ける。

今後はインドや中国と競争するだけではなく、コンピューターやロボットと競争するような仕事も見込みがない。 要するに、これからは創造性があり、反復性がないこと、つまりイノベーション(技術革新)とか、クリエイティブ、プロデュース、といったキーワドに代表される能力が必要になっていくということである。

世界的ベストセラー『第三の波』で著者アルビン・トフラーは、「第一の波」の農耕社会、「第二の波」の産業社会がおわって、「第三の波」の情報化社会の到来を告げた。実際に、情報化社会(ナレジ・ワーカー:知的労働者)が礼賛されていた時代が十年前にあった。しかし、これらの仕事の持っている価値が、考えていた以上に速いスピードでコンピューターやインターネットに取って代わられてしまったのだ。このように、情報社会もいまや最終段階に入って、早くも「第四の波」が押し寄せつつある、というのが本書の重要なポイントだ。

それでは、その「第四の波」とは何か。この本の内容の目次とキーワードから読み取って下さい。

(詳しく知りたいのであれば、本書をお読み下さい。)目次 その他のキーワード「専門力」ではない「総合力」の時代!「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)」の時代なぜ、「右脳タイプ」が成功を約束されるのか右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイタッチ」時代へこれから求められる「六つの感性」(センス)が道をひらく その六つとは。

1.「機能」だけでな「デザイン」
2.「議論」よりは「物語」
3.「個別」よりも「全体の調和」
4.「理論」ではなく「共感」
5.「まじめ」だけでなく「遊び心」
6.「モノ」よりも「生きがい」

「カンニングOK」社会への転換「専門力」ではない「総合力」の時代!この本の記述の中にこのような記事が載っている。機能、システム、理論がもてはやされてきた時代が急速に終焉を迎えつつある中デザインが重要だとされる傾向は、商業の領域を越えたところまで浸透してきている。

ソニーには400人の社内デザイナーがいる、と聞いても別に驚かないだろう。だが、末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教)に60人のデザイナーがいると聞いたら、驚くのではないだろうか。神が芸術家を取り込んでいる一方で、アメリカ連邦政府は、自らの建物の改装をしているし、さえない連邦政府の施設を、より快適に働くことができ、見た目にも美しいものへ改修を目的に「優秀デザイン」プログラムがある。アメリカ国務省は、長年使用してきた公文書用の文字フォントをカーリア・ニュー12の書体の使用をやめ、新たにタイムズ・ニュー・ローマン14を標準の書体として2004年採用した。

Reported by Peter McCallum

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