2007年2月16日金曜日

リンパマッサージの歴史(経緯)

日本リンパマッサージ協会  
オオルトBB株式会社  
FC加盟店募集(独立開業)              

リンパマッサージとその起源(歴史)

 マッサージ(Massage)という言葉はフランス語ですが、中国で生まれ日本で発達した、あんま(按摩)と同じく押す、さする、もむ(手当)が身体に良い効果をもたらすことは古くから知られていました。マッサージの起源は古く約2500年前、ギリシャの医学の父として有名なヒポクラテスは、「医師は医術についてあらゆる学理とともに、マッサージを習得しなければならない。」と説きましたが、その後長い間マッサージの研究は途絶え、民間療法として余命を保つにすぎなかったようです。

 16世紀後半、スウェーデンの解剖学者(オラフ・ラドベック)によって人体の完全なリンパの仕組が発見されました。また、デンマークの精神科医(エミール・ヴォッター)は直感力、洞察力が優れており、慢性的な鼻炎と静脈疾患で悩む患者に対しリンパ液排出を試み、症状の改善が見られたことから、リンパマッサージの技術を開発しました。その後、ドイツの内科医(ヨハン・アスドンク)は、20,000人の患者に対し臨床テストを行いました。マッサージとの併用を強調されて以来、フランス、スウェーデン、オランダ、ドイツ、などヨーロッパ各国で研究が盛んに行なわれ、医学的な手法が確立されて来ました。

 理論面では、フランス系の点の理論、ドイツ系の面の理論があります。リンパマッサージは、フランス語で<排出:ドレイン>を意味するリンパドレナージュとも呼ばれています。日本に紹介されたのは、明治20年以降です。ヨーロッパから直接紹介されたもの、アメリカなどを経由して紹介されたものなど、いろいろな形で入ってきましたが、日本ではあまり定着しませんでした。(制度の問題がおおきかったと考えられます。)

 現在、ヨーロッパ諸国では、リンパシステム(リンパ液、リンパ節、リンパ管)が生体にとって重要な免疫と排泄の二つの機能を担い、リンパマッサージが、この二つの機能を高める事から、医療行為の一環として、わが国の国家試験制度と同等以上に取り扱われ、医療分野で活用されています。日本では、まだ統一的な施術法が確立されていないのが現状です。

 日本リンパマッサージ協会では、従来のオーソドックスなマッサージは、筋肉を刺激して血液の流れを改善する手法である動脈マッサージであるのに対して、リンパマッサージは点、線、面の理論を統合した静脈マッサージとして区別しており、医療を補完するものと認識しています。リンパマッサージとは、リンパの流れを促進する施術法です。体内に必要以上に溜まった老廃物や毒素をリンパ液と共に心臓の近くまで戻し、最終的には、血管に合流させ腎臓、肝臓から、毒素や老廃物を排出する技術です。

 同じ姿勢を長く続け、筋肉をあまり動かさなかったり、不規則な食事や運動不足、過剰のストレスを受けると、老廃物の排泄力が低下し、便秘になったり、リンパ液の流れが悪くなります。リンパ液は、白い血液とも呼ばれ、体内に血液の2倍の量があり、すべての細胞を覆っている体質液のことです。血液のポンプ役は心臓ですが、リンパ液には、ポンプ役はありません。周りの筋肉の動きによってリンパ管のリンパ液が押し出され動いていきます。(リンパの循環量:1時間120mℓ、一日で約3ℓです。)リンパの流れが滞った状態を放置しておくと、余分な水分や老廃物が排泄されず、疲れやむくみ、痛み、さらには肥満、セルライトの原因となる上に、免疫力の低下にも繋がります。

 筋肉を動かして、リンパの流れを促進、浄化をするには、軽い上下運動や深呼吸が効果的です。それ以外では、リンパマッサージを施すことです。リンパ液は、多くは皮膚の表面近くを流れているので、自分でも簡単に皮膚を軽く手で刺激を与えるだけでリンパ液の循環を促進させることができます。リンパの流れに逆らわないように施術することが大切です。

 筋肉が色々な刺激で固くなるとリンパの流れを妨げてしまいます。この問題の解決は、リンパマッサージに使うこのセルナ・マッサージジェル(MJ)又はセルナ・マッサージクリーム(MC)です。筋肉を和らげ、効果バツグンです!

Rported by Peter McCallum

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