2007年6月29日金曜日

食品シリーズ(5) リンゴ と みかん

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       リンゴとみかん

りんごとみかんにはそれぞれダイエットに効果のある成分が含まれており、食べ方を少し工夫すればダイエット効果が得られます。

そして、りんごを食べるとよりダイエット効果のある人と、みかんを食べた方がよりダイエット効果がある人に分けられるようです。

りんごとみかんは普通に食べてもダイエット効果は得られず、りんごとみかんのダイエット効果を最大限に引き出すには食べ方に法則があります。

しかし、ここではまず自分がりんごタイプなのか、みかんタイプなのかをチェックしてみましょう。

体質や食生習慣により分けられますが、以下の6つのポイントをチェックするだけです。

1.冷え性である 2.運動不足 3.甘い物や炭水化物中心の食生活
4.便秘 5.脂質中心の食生活 6.内臓脂肪が多い

このの6つの項目のうち、1~3に多く当てはまる方はみかんタイプ、4~6に多く当てはまる方はりんごタイプです。

1に当てはまる冷え性の方は、基本的に基礎代謝が悪く脂肪が燃えにくい体と言えます。

そこで、みかんに含まれるシネフリンの脂肪燃焼効果により基礎代謝が良くなり脂肪が燃えやすい体になります。

2の運動不足の方も、シネフリンにより少ない運動でも脂肪が燃えやすい体になるためみかんを食べるとダイエット効果が得られます。

3の甘い物や炭水化物を良く食べる方は、みかんに多く含まれるペクチンにより糖の吸収を抑えることができます。

よって、1~3に多く当てはまる方は、みかんに多く含まれるシネフリンやペクチンを摂るとよりダイエットに効果的という訳です。

4の便秘の方は、善玉菌の餌になり腸内環境を整えるりんごペクチンを多く摂ると痩せる可能性が高くなると考えられます。

一部のペクチンは悪玉菌の餌になってしまいますが、りんごペクチンは善玉菌であるビフィズス菌の餌にしかならないため心配いりません。

5の脂質中心の食生活を送っている方は、りんごに多く含まれるプロシアニジンにより脂肪の吸収を抑え、脂肪を体外に排出できます。

6の内臓脂肪が多い方は、りんごのプロシアニジンにより内臓脂肪の蓄積を抑え、脂肪の燃焼を促進することができます。

よって、4~6に多く当てはまる方は、りんごに多く含まれるりんごペクチンとプロシアニジンを摂るとよりダイエットに効果的という訳です。

1~3と4~6のチェックが同数の方はどちらでもダイエット効果が得られます。

冷え性を治したい、便秘を改善したいなど、目的によって決めましょう。

Reported By Peter McCallum

2007年6月28日木曜日

食品シリーズ(4) ルイボスティー

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     ルイボス茶

ルイボス茶は、欧米では美容と健康のために飲まれています。
原産地は南アフリカで、昔からルイボスティー(赤いやぶの奇跡)といって不老長寿のお茶として飲用されてきました。

成分としては鉄、カルシウム、銅、亜鉛、マンガンや抗酸化作用,活性酸素除去作用のあるSOD様物質といわれるフラボノイドが含まれていますので、炎症や細胞の老化防止に効果があり、肌荒れ、口内炎、アトピー性皮膚炎、糖尿病、高血圧の改善などが報告されています。

ルイボス茶粉末100g中成分:
タンニン:1.08g      鉄:0.7mg        マグネシウム:59.5mg
銅:0.72マイクロg    亜鉛:1.37マイクロg   カリウム:158mg
カルシウム:25.6mg  マンガン:14.8マイクロg 


Reported By Peter McCallum

2007年6月27日水曜日

食品シリーズ (3) ジャガイモ

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ジャガイモ

ジャガイモならたくさん食べても安心です。御飯100gは145カロリーあるのに対し、水煮したジャガイモではこの半分に過ぎないのです。しかし、御存知のように、ビタミンCが豊富なことはもちろん、御飯やリンゴに比べ、B1、B2、ナイアシン、パントテン酸(B3)、B6も多いのです。太ることなく栄養をとれます。(ジャガイモに含まれるビタミンCは熱に強いので加熱調理してもビタミンCが失われにくい。)

また、海草と同様に、アルカリ性食品で、リンゴやブドウよりもアルカリ度が高いものです。さらに食塩のとり過ぎの害を防ぐカリウムもたくさん含んでいます。ですから、ジャガイモは『美と健康の源』と言われています。


クロロゲン酸(ジャガイモに含まれる苦味成分)を多く摂ると、糖尿病の危険率が通常の半分以下になることが分かっています。

ジャガイモのクロロゲン酸によって、糖が吸収されにくくなるためです。

そして、クロロゲン酸はジャガイモの皮に多く含まれているので、ジャガイモの糖尿病予防効果を高めるには(刻んで)皮ごと食べることがポイントです。

さらに、クロロゲン酸は水溶性のため茹でてしまうと水に溶けてしまうので、ジャガイモは電子レンジで調理するようにしましょう。


Reported By Peter McCallum

2007年6月26日火曜日

食品シリーズ(2) 味噌とギャバ

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味噌とギャバ


*ガンマ-アミノ酪酸(通称ギャバ)とは血圧降下、神経沈静、腎臓や肝臓を活発にするなどのはたらきがあるといわれています。


 ギャバ(あるいはガバ)という言葉を聞いたことがありますか。正式にはガンマアミノ酪酸(らくさん)と言い、H2N-(CH2) 3-COOHという化学式で表される、アミノ酸の一種です。英語名がGamma-AminoButyric Acidなので頭文字を取ってGABA(ギャバ)と略称されています。人間など哺乳動物の体内では脳に多く存在しており、抑制性の神経伝達物質として重要な役割を果しています。


GABAは、体内でほとんど中枢神経系だけに存在する、グルタミン酸デカルボキシラーゼという酵素によって、 L-グルタミン酸から合成されます。

 1980-90年代、世界各国で脳の研究が進み、神経伝達の機構はかなり解明されましたが、それと共に、 GABAのさまざまな生理作用が注目されるようになりました。例えば動物の脳内GABA濃度を低下させるとけいれんが起こること、初老期痴呆や精神不安定の患者の脳においては GABA濃度が低下していることなどが報告されています。

逆にGABAの投与によって脳代謝が活発になることが分かってきたので、自律神経失調症、更年期障害、初老期精神障害などの治療に GABAが用いられるようになりました。また、GABAに血圧降下作用のあることも示されました。このようなことから、日本でも 1992年にGABAは厚生省特定保険用食品の「健康に関与する成分」として認証されました。

白味噌の場合は、赤味噌と比べて熟成期間が短くなるので、褐色物質の効果ではなく、麹の中に多く含まれるギャバの効果が期待できます。ギャバってよく耳にしますよね。ギャバっていうのはγアミノ酪酸というもので、抑制系の神経伝達物質として働きます。血圧を下げたり、中性脂肪を抑えたり、肝臓や腎臓の働きを高めたり、神経を鎮める働きがあります。




 味噌や醤油づくりに用いられるコウジ菌が、大豆タンパクからこの GABAを作り出しており、味噌や醤油の中にGABAが多く含まれていることが最近の研究によって分かりました。醤油や味噌の発酵槽の中で、 L-グルタミン酸の酵素的脱炭酸反応によって合成されているようです。今後、GABAの生理作用の機構が解明されるにつれて、大豆発酵食品のよさがますます認識されてゆくことでしょう。


Reported By Peter McCallum

2007年6月25日月曜日

食品シリーズ (1) そばとルチン

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メタボリックシンドロームにはリンパマッサージが最高です

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食品シリーズ(1) そばとルチン

ルチンという言葉を始めて耳にしたのは、約5年前。健康食品販売をしている知り合いの社長からでした。「このそば茶は、普通のそばよりルチンが100倍入っているすごいお茶なんだ。」

それ以来「ルチン」という成分がかなり気になっていました。ちょっと調べてみると、その普通のそばと違うそばは、韃靼そばらしい。

調べてみると、次のようなそばでした。

だったんそば(韃靼そば)はロシア、バイカル湖付近のだったん人(モンゴル系遊牧民族)が海抜1,500m~2,000mの高地で、貴重な栄養源として古くから栽培、常食していたことから名づけられました。

だったん人は昔から病気知らずな人が多いことで知られていますが、その秘訣がこのだったんそば(韃靼そば)なのです。

だったんそばは日本では別名「にがそば」としても親しまれていますが、栽培地域が限られているため今でも珍種のそばです。

そばは、一般的に甘そば、苦そば、宿根そばの3種に分けられますが、日本で主に食べられているのは、その内の甘そばになります。

そばにはもともとすぐれた栄養価があり、米に比べ、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム等が多く含まれますが、特筆すべきなのはルチンが含まれていることです。

ルチンはフラボノイド類の一種で、私たちの体に大変有効な成分であることが知られており、血管の弾力性を高めて強化する働きや、コレストロールを下げ、血圧を安定させる働きなどがあると言われています。

苦そばには、そのルチンが、甘そばの80倍以上含まれ、産地によっては100倍以上も含まれていたと報告されています。

又、苦そばには、直接的に美肌効果をもたらすと言われる「シス・ウンベル酸」が含まれていることが発見されました。

シミやソバカスは、メラニン色素が過剰に作られることが原因となりますが、シス・ウンベル酸は、メラニン色素が過剰に作られることを抑制する効果が強いことが確認されています。

ケルセチンもたっぷり!
だったんそば(韃靼そば)には、ケルセチンという成分もたっぷり含まれています。ケルセチンはだったんそばの苦味成分です。
血液サラサラ作用、免疫力強化作用があります。

こんなサイトを発見しました。(蕎麦屋さんのサイト)

だったんそば(韃靼そば)は、自らルチン(ビタミンP)を分解する酵素を持っています。
今までは麺やパンに加工する際の加水によって、折角のルチンが短時間の間に分解されてしまっていましたが、長年の研究により、いかなる加水によっても、ルチンが分解されることなく、効率よく摂取できるだったんそば粉が誕生しました

!(特許番号2766259)

他社のだったんそば(韃靼そば)とは栄養吸収効率が断然違う!

そばは、アミノ酸スコアが他の穀物より断然良いので、もっと日常的に食べようかと考えて、そば粉を使ったおいしいメニュー(レシピ)を探していますが、イマイチ良いものがありません。
(そばのクレープとか、そばがきとか・・・・) どなたか良いアイデアを下さい。

Reported By Peter McCallum

2007年6月22日金曜日

ヒートショックプロテイン(HSP)とは

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ヒートショックプロテイン(HSP)とは

岩盤浴、入浴、ホットヨガなど、38?40度の温度で身体を温めるとヒートショックプイロテインという抗ストレス蛋白質が産生されます。

抗ストレスとあるようにストレスがあると産生されますが、ストレスの中でも温熱刺激が最も産生する様です。

ヒートショックプロテイン(HSP)は自己治癒力をもち、傷ついた筋肉や組織を修復したり、癌の抑制効果があることが分かっています。

ゆっくりリラックスして、筋肉量の多い部位、首から肩、大腿前面、お尻、腹部、二の腕、ふくらはぎなどをホットパックや蒸しタオルなどで温めるとよいでしょう。


ヒートショックプロテイン(HSP)は健康増進の「万能薬」

病気、疲労、老化とは細胞内のタンパク質の形が崩れることです。正常なタンパクは、きちんと折り畳まれたタオルのような形をしています。

体にトラブルが生じると、そのトラブルがどのようなものであれ、タンパクの形が崩れることに違いはありません。

HSP(ヒートショックプロテイン)は、その異常なタンパクを修復して、正常な形に戻してくれるのです。

それはまさに健康増進の「万能薬」と言ってもよいでしょう。 それほど素晴らしいHSP(ヒートショックプロテイン)ですが、これは売り買いできる薬品ではありません。

HSP(ヒートショックプロテイン)は、生体機能によって体内に形成されるプロテインであって、自分で作り出すほかないのです。


Reported By Peter McCallum

2007年6月21日木曜日

脂肪酸「オメガ3」(αリノレン酸)

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脂肪酸、「ボケ防止にオメガ3」(αリノレン酸)  

健康情報ボケ防止にオメガ3が足りません。現代人はαリノレン酸が今の4倍必要です。 20歳をピークに人の脳細胞は一日当たり10万個死滅するといわれています。このため年をとるに従って名前が出てこなかったり、用件を忘れたり何かと物忘れが多くなります。

これは脳の老化によりますが、さらに進むと脳の萎縮や脳の血管性障害が起こり認知症になってしまいます。この認知症の症状がある人が日本には約200万人いるといわれています。

それも、65歳以上の方ではその約8%といわれていますから、10人に1人の割合に近づきつつありす。
”ボケたくない”と思ったらどうすればよいのか。答えは、”オメガ3を摂る”ことです。

基本的に食用油はオメガ3とオメガ6に分類されますが、オメガ6のリノール酸を多く含んだ食事を与えたネズミとオメガ3のα-リノレン酸を多く与えたネズミを比較した実験では、明らかにオメガ3のα-リノレン酸を与えた方が記憶力・学習能力が高まったという結果が出ています。つまりボケ防止になるわけです。

ところが、現代人はその成分ほとんどがオメガ6からなる紅花油、大豆油などリノール酸ばかりを摂り、オメガ3のα-リノレン酸はほとんど摂っていません。その摂取割合は、オメガ6:オメガ3=8対1だといわれています。これがさまざまな病気の原因になっているのです。せめて、 2対1の割合に戻す必要があるのです。

単純に計算すると、オメガ3を今の4倍は摂らねばならないことになります。このことから、オメガ3を最も多く含んだ植物油として「亜麻仁油」が注目されています。「亜麻仁油」は体内ではつくることのできないオメガ-3、オメガ-9といった必須の不飽和脂肪酸をバランスよく含む食用油です。

Reported By Peter McCallum

2007年6月20日水曜日

有酸素運動

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有酸素運動

英語のエアロビクス(aerobics)を訳したもので、過度の負担をかけないように、酸素を取り込んで、一定時間以上続けて行う運動のことです。有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼、心肺機能の向上、持久力の向上など様々な効果が得られるといわれています。

筋肉には2種類あって、速筋(白筋)と遅筋(赤筋)があります。速筋は瞬発力に優れた筋肉で、ウエイトリフティングや短距離走の選手が使う筋肉です。速筋を動かすエネルギー源は筋肉中にある(糖質)グリコーゲンを使い、酸素を使わないので、その運動を無酸素運動といいます。

有酸素運動は、持久力に優れた遅筋を使う運動で、マラソンの選手はこの筋肉が発達しています。遅筋は、血液中に流れる酸素が筋肉の中で乳酸を分解しながら、脂肪を燃焼させることでエネルギーを発生させて動きます。血液中の酸素を使うので有酸素運動といいます。

乳酸は、筋肉に蓄積される疲労物質と考えられていまいたが、最近の研究では、そうではないことが判明しています。有酸素運動後にクールダウンといわれる徐々に運動量を減らすと乳酸は、分解される。筋肉中には、乳酸は蓄積されず、筋肉痛の原因物質はいまだに不明ということです。

代表的な有酸素運動は、エアロビクス、ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリングなど、軽い負荷で一定時間以上継続できる運動です。有酸素運動の強度は、普段の心拍数プラス10%を目安に、30分以上続けることが大切です。

その様に運動することによってはじめて脂肪細胞内の脂肪は、脂肪酸に変換されて、燃焼されます。

それ以上でもそれ以下でも脂肪は燃焼されず、不完全燃焼を起こし、タンパク質が燃焼され、免疫機能にダメージを与えてしまいます。

Reported By Peter McCallum

2007年6月19日火曜日

神経シリーズ(5) 交感神経とアレルギー

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副交感神経優位でアレルギー疾患が引き起こされる

顆粒球とリンパ球の増減に着目すると、アレルギー疾患は、ガンと対照的なパターンになっています。ガンは顆粒球がふえてリンパ球が減少するパターンですが、アレルギーの場合は、リンパ球がふえて顆粒球が減少します。

リンパ球をふやすのは、副交感神経優位の状態です。つまり、アレルギーの背景には副交感神経優位状態があることがわかります。リンパ球過剰体質になると、多少の刺激でも過敏になり、アレルギーの発症に結びついてしまうのです。 

その原因としては、豊かな食生活、都会生活特有の炭酸ガス(排気ガス)や炭酸飲料が多く、体内の酸素と結びつき人間をリラックスさせます。

肥満、適度な紫外線の刺激が無い、運動不足や過保護のリラックス環境も原因の一つです。「免疫学入門」より抜粋Reported 

By Peter McCallum

2007年6月18日月曜日

神経シリーズ(4) 顆粒球の増加とストレス

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     白血球のうち顆粒球の増加とストレス

顆粒球は、異物は体内に入り込んだときだけではなく、強いストレスを受けたときにも増えることがわかっています。  強いストレスが続くなどで交感神経の緊張状態がいつまでも続くと、増加した顆粒は、細胞をどんどん破壊していきます。特に皮膚や神経、消化器官や肝臓の組織は常に新陳代謝が行われています。

この様な部位では、さかんに細胞が分裂するだけに、増殖の失敗が起こったり、老廃物が出ます。そうしたところには、顆粒球の出す活性酸素にさらされることも多く、それが遺伝子にダメージを与えてガン化することになります。

顆粒球の寿命は、1~2日。骨髄でつくられ血液の中に入って流れ、最終は、粘膜で一生を終えます。そのため、この顆粒球がふえて活性化するのは、交感神経が緊張しているときです。顆粒球がふえると粘膜が破壊されます。これは、動物実験でも確かめられています。

ストレスを与えてネズミの顆粒球の変化を見ると、細菌による感染を起こしていないのに顆粒球がふえ、その結果顆粒球が粘膜にとりついて破壊していくのです。これを人間にあてはめれば、ストレスによる顆粒球の増大が、粘膜を破壊し、潰瘍がどんどん進んで、発ガンを促すことにもつながります。

一方、日ごろから運動不足の人、あるいは肥満の人。このような人も要注意。運動不足や肥満の人の体を調べてみると、体内のリンパ球の数が大変多くなっています。ガンの多くは顆粒球の増大が原因ですが、リンパ球が異常に多い人もまた、確率がたかまります。

リンパ球が多すぎるということは、副交感神経が優位の状態にあり、体がリラックスしすぎているということです。すると、血管が必要以上に開きすぎ、それによって血流障害が起こります。これがガンの原因になります。

このとき、体にむくみを伴うことが多くあります。このようなリンパ球増大によって発生したガンは、とてもなおりやすいことがわかっています。ガンと戦うリンパが多いのですから、免疫力は備わっているからです。「免疫学入門」より抜粋

Repoted By Peter McCallum

2007年6月15日金曜日

神経シリーズ(3) 白血球のシステムは自律神経にコントロールされている

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白血球のシステムは、自律神経にコントロールされている

血液の成分の内、赤血球の1/000の量の白血球は健康な状態の時は次のような割合です。

                   マクロファージ     5%                   
顆粒球         60%                   
リンパ球        35%

顆粒球は、細菌を処理しリンパ球が免疫をつかさどっています。そして顆粒球とリンパ球の割合は、常に変動し、それを自律神経のシステムがコントロールしています。

交感神経が優位になりすぎると、顆粒球がふえ、体内の有益な常在菌まで攻撃してしまい、ガンや化膿性の炎症を起こしやすくなります。さらには、新陳代謝が促進されすぎ、組織の破壊まで行ってしまいます。

反対に、副交感神経が優位になりすぎ、リンパ球が過剰にふえると、抗原に過敏に反応するようになり、アレルギー疾患が起きやすくなるのです。

Reported By Peter McCallum

2007年6月14日木曜日

神経シリーズ(2) 神経の機能的な分類

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      機能的な分類

末梢神経はどのような信号を伝えるかによって体性神経系と自律神経系に分けられる。

・体性神経系 - 受容器から知覚情報を受け取ったり、運動指令を伝達したりして、外部環境に作用している神経系。

求心性神経(感覚神経) - 知覚の信号を受容器から中枢神経系へ伝える。

遠心性神経(運動神経) - 運動の信号を中枢神経系から作動体へ伝える。 ・自律神経系 - 心拍、呼吸、分泌の調節など、内部環境の調整を行っている神経系。

交感神経

副交感神経

自律神経は、「身体のここにある」と明確に指摘する事は出来ません。自律神経は脳幹がつかさどり、不随意筋の運動や様々な腺の分泌をコントロールしています。そして、「自律」の意味するように意思ではコントロールできないという特徴があります。

心臓を動かしたり、食べたものを胃や腸で消化する指令を出したりするのが代表的な働きで、漠然としていますが、イメージとして捉えることが出来るのではないでしょうか。

自律神経は交感神経、と副交感神経から成り立っています。また、交感神経、と副交感神経は、それぞれ相反する方向に働きます。            

交感神経   ・・・・・・・・・・ 興奮させる (優位になると、活発に運動ができるように心臓や肺の活動を活発にさせます) 

副交感神経 ・・・・・・・・・・  リラックスさせる (優位になると、消化活動を促すために消化器官の働きを活発にさせます)

Repoeted By Peter McCallum

2007年6月12日火曜日

神経シリーズ(1) 神経系は2つの系統がある

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神経系一般に、神経系は大きく以下の2つに分けられる。

神経系

o 中枢神経系 - 脳などの塊からなるもの

o 末梢神経系 - ひも状に細くのびて体内を走るもの 中枢神経系 脳と脊髄とをあわせて中枢神経系と呼ぶ。      

中枢神経系中枢神経系の組織は、神経組織と呼ばれ、実際に情報の伝達を行うニューロンと、その働きをサポートするグリア細胞・オリゴデンドロサイトなどから構成される。

脊椎動物の中枢神経系は、大きく脳と脊髄に分けられる。

• 脳
o 大脳(終脳)
o 間脳
o 中脳
o 橋
o 小脳
o 延髄

• 脊髄 脳幹とは、間脳・中脳・橋・延髄をあわせて呼んだもの。

ここは生命維持に関する中枢である。

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2007年6月11日月曜日

血液シリーズ(7) 血液の細胞はどこで作られるのか

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     血液の細胞はどこで作られるのか 

赤血球などの血球成分が造られる場所は骨髄で、赤血球も白血球も血小板ももとは同じ未分化な細胞から分かれて造られます。哺乳類では骨髄が造血器官ですが、母体内にいるときは、肝臓で造血が行われています。骨髄が破壊されると、脾臓や肝臓が造血臓器になります。

白血球成分のうち、マクロファージと顆粒球は骨髄で作られていますが、リンパ球はリンパ組織で直接つくられています。赤血球は、骨髄で造られてからおよそ120日経つと寿命を終え、脾臓で破壊されます。このため赤血球を常に一定の数に保つために、骨髄では絶え間なく造血が行われています。血液のpH(ペーハー、ピーエイチ)は7.35~7.45で弱アルカリ性です。

Reported By Peter McCallum

神経シリーズ(1) 神経系は2つの系統がある

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神経系
一般に、神経系は大きく以下の2つに分けられる。

神経系

o 中枢神経系 - 脳などの塊からなるもの
o 末梢神経系 - ひも状に細くのびて体内を走るもの 中枢神経系 脳と脊髄とをあわ       せて中枢神経系と呼ぶ。

      中枢神経系

中枢神経系の組織は、神経組織と呼ばれ、実際に情報の伝達を行うニューロンと、その働きをサポートするグリア細胞・オリゴデンドロサイトなどから構成される。
脊椎動物の中枢神経系は、大きく脳と脊髄に分けられる。

• 脳

o 大脳(終脳)
o 間脳 o
中脳
o 橋
o 小脳
o 延髄
• 脊髄

脳幹とは、間脳・中脳・橋・延髄をあわせて呼んだもの。ここは生命維持に関する中枢である。

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2007年6月8日金曜日

神経シリーズ(1) 神経系は2つの系統がある

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神経系


一般に、神経系は大きく以下の2つに分けられる。
神経系
o 中枢神経系 - 脳などの塊からなるもの
o 末梢神経系 - ひも状に細くのびて体内を走るもの 中枢神経系 脳と脊髄とをあわせて枢神経系と呼ぶ。
      中枢神経系
中枢神経系の組織は、神経組織と呼ばれ、実際に情報の伝達を行うニューロンと、その働きをサポートするグリア細胞・オリゴデンドロサイトなどから構成される。
脊椎動物の中枢神経系は、大きく脳と脊髄に分けられる。

• 脳
o 大脳(終脳)
o 間脳
o 中脳
o 橋
o 小脳
o 延髄

• 脊髄
脳幹とは、間脳・中脳・橋・延髄をあわせて呼んだもの。ここは生命維持に関する中枢である。

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2007年6月7日木曜日

血液シリー(6) 血液型と血液の成分

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           血液型 と 血液の成分

人の血液量はどれぐらいあるでしょうか? 

ヒトの血液は(男性で体重の8%、女性で7%といわれています。50kgの男性ですと4㍑です。)小学3~4年生位だと大人の半分位です。そして、3分の1ぐらい失うと大変危険な状態になり、半分なくなると死亡してしまいます。

 血液型血液型には、輸血のときに最も大切なABO型、Rh型と、骨髄移植を行うときに重要なHLA型とがあります。 

ABO血液型
1900年、オーストラリアのカール・ランドシュタイナーは、ある人の血清に他の人の赤血球を混ぜると、凝集する場合としない場合があることを発見しました。翌1901年、これを分類して血液に型があることを医学誌に発表しました。(日本赤十字社:血液の知識) 

Rh血液型
1939年にレビーンとステップセンは、ヒトの血球に対する血清中の不規則凝集素を明らかにしました。1940年、ランドシュタイナーとその弟子ウィーナーは、人の赤血球にアカゲザル(Rhesus)と共通の血液型抗原があることを発見しました。その抗原の中に含まれる「D」という抗原の有無によって区別する血液型をアカゲザルの頭文字をとって「Rh因子」と名づけました。(日本赤十字社:血液の知識) 

HLA型
赤血球にABO血液型があるように、白血球にもHLA型という血液型があります。HLA型はヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen)の略で、その重要性から主要組織適合性抗原ともいわれており、大きく分けてHLA-A, B, C, DR, DQ, DPがあります。血小板減少症を伴う病気など何度も血小板輸血を受けた人は、HLA抗体が産生されて血小板の輸血効果が得られない場合があります。そのような人にはHLA適合血小板が必要となります。(日本赤十字社:血液の知識)

 血液の成分血液を構成している成分には、血球成分と血漿成分があります。

●血漿成分 55%            ●血球(細胞)成分 45%  
 水分 91%               血小板 1%  :比重1.032   
血漿蛋白質 7%             白血球 3%  :比重1.063~1.085   
○アルブミン 55%            ○顆粒球 70~75% (好中球 ・好酸球・好塩基球 )   
○グロブリン 40%          ○リンパ球 25%    
○凝固因子  5%など          ○単球・マクロファージなど 5%程度  
無機塩類 0.9%             赤血球 96% :比重1.095  
脂質 1%     
糖質 0.1%   
その他(各種ホルモン、酵素など)

Reported By Peter McCallum

2007年6月4日月曜日

血液シリーズ(5) 免疫の仕組み

オールトBB株式会社
日本リンパマッサージ協会
リンファティックテラピーサロン加盟代理店募集


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              免疫の仕組み 

 【免疫とは】

 特定の病原体(例えば、はしか)から回復した人は、その病気に抵抗力を持ち、二度とかからないことは経験的に古くから知られていました。18世紀末、イギリスのジェンナーは、牛痘に感染している乳搾り作業者が、天然痘にかからないことに着目し、牛痘からつくったワクチン(種痘)を健康な子供に接種し、人為的に天然痘の免疫をつくることに成功しました。(天然痘は、種痘により地球上から完全に追放されました。)

19世紀末には、フランスのパスツールがコレラや狂犬病について、我が国の北里柴三郎がジフテリアと破傷風について同様のことを発見するなど、現代に通じる医学研究、成果を上げた学者が活躍しました。彼らは、これらの病気に抵抗力(免疫)のあるものを「抗毒素」と呼びましたが、今では「抗体」という用語に統一されています。

【抗体の働き】  

 抗体はそれぞれ相手が決まっていて、特定の抗原(細菌ウイルスなどの異物)にのみくっつきます。このメカニズムは「鍵」と「鍵穴」に例えて説明されます。   抗体の働きとしては、

1. 病原体、ウイルス、細菌やその産出する毒素たんぱく質に結合して、感染性や毒性を失わせる、(中和)
2. 病原体を固まらせて、感染源の数を減らす、(凝集)
3. 病原体の膜に穴を開ける、(溶菌)
4. 顆粒球などの食細胞の働きを高める、(貪食)  

などが代表的です。

【抗体の産生】   

 リンパ球はBリンパ球(B細胞)と、Tリンパ球(T細胞)に大別されます。B細胞は、それぞれに定められた抗体を産生しますが、自身の数も細胞分裂によって増やさないと抗原の数に追いつきません。そこで特定の抗原に対するB細胞は、その抗原の刺激で増殖し、その抗体を産生する細胞(形質細胞)へと分化するのです。

 この増殖・分化を助けるのがヘルパーT細胞です。なお、何千万種類ともいえる種類の抗原に対応するBリンパ球をいかにして準備できるかを解明したのが、利根川進博士で、ノーベル賞を贈られました。T細胞には、直接抗原を識別し、攻撃に参加するものもあります。キラTー細胞などです。

【病気に勝つカギ…抗体】 

 体の中に病原菌が入ってくると、白血球が戦いを始めます。しかし、今まで一度も戦ったことのない病原菌が相手では、なかなか勝つことができません。これは、白血球がその病原菌に対する「抗体」を持っていないためです。抗体と病原菌の関係は、カギとカギ穴のようにたとえられます。専用のカギを使わないとカギが開かないように、専用の抗体でなければ病原菌をおさえつけられないのです。 

 抗体は、白血球の一種の「リンパ球」が作ります。初めて戦う相手には、抗体をつくるのに時間がかかりますが、1度戦ったことがあれば、すぐにたくさんの抗体をつくることができます。 これを利用したのが「予防接種」です。弱い病原菌を注射して抗体を作ったり、他から抗体を持ってきて戦った経験を教えてもらうことで、病気の予防をするのです。

Reported By Peter McCallum

2007年6月1日金曜日

血液シリーズ(4) 血小板と血漿

オールトBB株式会社
日本リンパマッサージ協会
リンファティックテラピーサロン加盟代理店募集

          【出血を止める血小板】  

血液は血管の外に出ると固まる性質がありますが、これは血小板などの働きによるものです。けがをして出血をした場合に、血管の破れ目に集積して応急処置的に止血し、多量に出血するのを防いでくれます。血小板は骨髄内の大きな細胞(巨核球と呼ばれている)の一部がはがれてできた小さなかけらです。
          【血漿】

酸素を運ぶのに必要なのは赤血球でしたが、栄養分を運ぶのは液体成分である血漿です。91%は水分で、固形成分は約9%。固形成分の主なものは、アルブミン、グロブリン、血液凝固因子などのタンパク質です。この他、無機塩類、糖質、脂質を含みます。

栄養分は、おもに小腸から血漿に溶け込み、肝臓で一時貯蔵され、からだの中の栄養分がたりなくなると、再び肝臓から血漿に溶け込んで、細胞などに運ばれるのです。血漿には、古くなった細胞や老廃物として出てきた尿素なども溶けていて、それらを腎臓まで持ち帰るはたらきもあります。

Reported By Peter McCallum