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リンパの働き
【リンパの性質と働き】16世紀後半、スウェーデンの解剖学者(オラフ・ラドベック)によって人体の完全なリンパの仕組が発見されました。ヒトの体の中には血管のほかにもリンパ管が血管と同じように全身に張り巡らされています。全身の組織中の細胞と細胞との間の細胞外液である血液と間質液は、毛細血管を経て血液中に戻りますが、一部(約10%)は毛細リンパ管に入り、静脈に送られます。
この循環をリンパ系(リンパ液、リンパ節(腺)、リンパ管の総称)といい、その中を通る液がリンパ液です。
<人体の重量構成比率は、次のようです>
①骨、細胞質 ---------- 40%
②細胞内液 ---------- 40%
③細胞外液 ---------- 20%
上記③の細胞外液は、さらに血液と間質液に分けられます。間質液は、血液から漏出して組織間に浸潤したものです。リンパ液は、間質液がリンパ管内に流れ込んだものです。白い血液とも呼ばれ、体内に血液の2倍の量があります。その成分は血液に似ています。しかし血管が酸素や栄養を運ぶという役割に対して、リンパ管は体内の大きな老廃物を回収して運搬するという役割があります。
リンパ管は血管の倍以上の大きさがあり、血管に入らない大きな老廃物を回収します。リンパ管の内側に弁が付いていて、回収した老廃物を逆流させない機能もあります。
私達の体内に張り巡らされたリンパ管、そしてその中を流れるのがリンパ液です。体内のあちこちで不要となった老廃物を集めて運び、やがて血液と合流し腎臓で尿として体外へ排出する働きをしています。
老廃物=体内のゴミの回収&運搬、という働き自体は静脈を通る血液と同じですが、大きな違いは老廃物の大きさ。リンパ管では、血管に回収し切れなかった大きな老廃物を運搬しています。
Reported by Peter McCallum
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