2007年5月25日金曜日

ファイトケミカル(機能性成分)と果物、野菜との関係

オールトBB株式会社
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ファイトケミカルとは((第7の栄養素?)

植物が紫外線の害や虫などから自らを守るために作り出した、ヒトの体に重要な働きをする、ビタミン、ミネラルとは異なる物質。従来、ヒトの体に必要な栄養素は、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの五つと考えられてきた。最近はそれに食物繊維を加えて、これを第6の栄養素としていた。しかし、1980年代になって、このファイトケミカルが発見されてから、これが「第7の栄養素」とよばれている。

「ファイト」はギリシア語で植物の意味。野菜、果物、豆類に多く含まれる。その種類は数千種類に上り、これらはカロテノイド群、ポリフェノール・フラボノイド群、硫黄化合物群に分けられる。おもな働きは、癌や動脈硬化、老化などを促す活性酸素を消去する抗酸化作用。従来の栄養素と異なり、不足してもすぐに欠乏症を引き起こすことはないので、健康を保つための栄養素という位置づけ。必要量は1日に、いろいろな野菜を350グラム以上、いろいろな果物を200グラムぐらい食べることが目標とされている。 

【5大栄養素 】 ⇒ 糖質・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン 糖質・脂質・・・エネルギー源  たんぱく質・ミネラル・・・体の構成成分  ミネラル・ビタミン ・・・代謝・機能の調節そして第6の栄養素といわれる食物繊維がありますが、これら以外の成分が非栄養素=機能性成分です。 ファイトケミカルは体の免疫機能を調整して、多くの病気を予防することがわかってきました その9割は野菜や果物など植物性食品に含まれています。    

■色・香り・辛味・苦味の成分で、なんと1万種類!  代表的なものは、植物の色素・香り・辛味・苦味の成分で、緑黄色野菜だけでなく淡色野菜にも多く存在します。赤ワインで有名なポリフェノール、スイカやトマトの赤色成分であるリコピン、大豆のイソフラボン、 ゴマのリグナン、お茶のカテキンやタンニンなどがあげられます。その数は栄養素よりもはるかに多く、およそ1万種類くらいあると考えられています 。現在見つかっているのは900種類ほどですから、これからもっと詳しいことがわかってくるでしょう。   

■長い年月をかけての生命活動に重要な働きを します。  栄養素は不足すると1週間、1ヶ月という単位で、肌荒れ・不眠・疲れなど体に何らかの影響 が出てきます。   これに比べてファイトケミカル(機能性成分)は少々の期間摂取しなくても大きな差し障りはありません、ところ が 10年、20年という長い年月で、適量を摂取している人と、そうでない人を比べてみると、 糖尿病などの 生活習慣病、ガンや動脈硬化などの病気になりにくい、なりやすいという差に なって現れてきます 。 アルツハイマーの予防にもつながるのではないかとも考えられています 。ファイトケミカルは長い時間をかけての生命活動に重要な働きをしているのです 。 

■活性酸素の害を無毒化する抗酸化作用があります 。 活性酸素は重大な病気の原因になります。   体には活性酸素の毒を無毒化する働きが備わっていて、この働きを抗酸化作用といいます  酸化を抑えて体をサビつかせないようにする機能、といえばわかりやすいでしょうか 。 抗酸化力は年齢とともに衰え、活性酸素が多く発生すると働きが追いつかなくなります。ファイトケミカルにはすぐれた抗酸化作用があり、果物や野菜にたっぷり含まれるビタミン類にも 抗酸化作用があるので、野菜や果物を毎日適量、摂取していれば二重の守りとなります。  

■薬に負けない力で免疫の働きを強くする 私たちの体の中に細菌やウイルスなどの異物が進入すると、体を守ろうと防御システムが  働きます。これが免疫作用で主役は免疫細胞の白血球です。 果物や野菜などの植物は動物にない成分をたくさん作ります・・・人間にとって植物は異物  なのです そのため植物の成分が体内に入ると白血球はこれを異物と認識し、数を増やした り働きを活発化したり して、いつもよりせっせと働くのです。(=免疫活性)  果物によっては病気のときに用いられる免疫増強剤に負けない作用を持つものもあります  実験では白血球の数自体が増えたのは、バナナ・リンゴ・キウイの順、 免疫活性の強さは、 バナナ・スイカ・ブドウの順でした。

「あるWEBサイト」からの引用(非常に分かりやすい説明)

Reported By Peter McCallum

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