2007年4月9日月曜日

オールトBB株式会社
日本リンパマッサージ協会
リンファティックテラピーサロンFC加盟店募集

身体に合わない物は食べない(5)

「油」油のとりすぎは、糖尿病を含む生活習慣病がふえている原因の一つになっています。1960年代の初めまで(成人病や糖尿病が急増する以前)では、日本人が摂っていた油は総カロリーの10%しか占めていませんでしたが、いまや30%を占めるに至っています。(食品の欧米化の影響)

甘いものや油を使った食べ物は大変おいしいので、これを改善、少なくするのは大変むつかしいのですが、身体にかかる弊害を考えると量を減らし、質の異なる身体に優しい「油」を摂るようにしたいものです。

活性酸素がいちばん電子を奪いやすい相手が脂質「油」です。動物性の脂質より植物性の油のほうが活性酸素と結びつきやすい。このが過剰摂取を避けたい理由です。リノール酸は、人体内で合成できない必須脂肪酸の一つで、オメガ-6系列の代表的な多価不飽和脂肪酸で血中コレステロールを下げる効果があります。(コーン、大豆、ひまわり、紅花などに多いリノール酸系列)リノール酸は油脂類の他、黒豆、松の実、ごま、ピーナッツ、アーモンド、くるみ、納豆、高野豆腐などにも100g中に10g以上含まれています。

ただし、リノール酸の過剰摂取は、肥満を招くばかりでなく、悪玉のコレステロールと一緒に善玉のHDLコレステロールまで減ってしまい、逆に動脈硬化を促進し心筋梗塞や血栓などを起こしやすくしてしまいます。リノール酸は現在の食生活では普通に過剰摂取になる傾向が強いので注意が必要です。

リノール酸の過剰摂取を防ぐために、α-リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの、オメガ-3系列の脂肪酸との摂取バランスを取ることが大切です。(海藻、シソの実、魚介類、亜麻仁油などに多いα-リノレン酸系列)比率は、リノール酸などのオメガ-6系列の脂肪酸4に対し、オメガ-3系列の脂肪酸1の割合が望ましいとされています。

てんぷらも衣を外して食べる、サラダドレッシングも油が入ったものを避けるくらいが適当です。


Reported by Peter McCallum

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