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アミノ酸プールとは
すべての蛋白質は、20種類のアミノ酸で出来ています。20種類のアミノ酸のなかには、8種類の必須アミノ酸といわれるものがあり、体内では作り出す事ができずに、食品から取り入れなければならないものがあります。
身体を構成する器官の細胞、赤血球、髪の毛、爪、ホルモン、3000種類以上あるといわれる酵素、ビタミン等もすべて蛋白質でできています。蛋白質は、腸から吸収されたアミノ酸からつくられます。必須アミノ酸を含め、いろいろな食品から蛋白質を摂っています。(卵、牛乳、魚、肉、その他植物性の蛋白質:大豆等、)
身体は、食物を消化したものやタンパク質の老廃物をリサイクルしたものから、異なった種類のアミノ酸をあつめて貯えています。それらのアミノ酸は血液やリンパ液の中を循環していて、身体がアミノ酸を必要とするとき、そこから引き出されます。絶えず体内を循環していて、どのような場合でも必要な時に供給できるというアミノ酸の貯えが「アミノ酸プール」です。
肝臓は、血液中のアミノ酸の量を適正な量になる様に常に調整しています。体細胞もまた、アミノ酸の貯蔵能力をそなえていて、血液中のアミノ酸の量を調整しています。ほとんどの体細胞は、必要以上のタンパク質を製造していて、余ったタンパク質を再びアミノ酸に変えて「アミノ酸プール」の中に貯えています。
従って、毎食、毎食完全な質と量のタンパク質を摂る必要はないのです。私たちの身体のタンパク質は、食べたタンパク質からできるのではなく、食べ物の中に含まれるアミノ酸からつくられます。(食べたタンパク質は、消化酵素でアミノ酸に分解されて腸から吸収されます。このアミノ酸を原料にして体内でタンパク質を合成します。)
体外から取り入れなければならない8種類のアミノ酸は、動物性のタンパク質から取らなくても、果物と野菜から充分に摂取できます。ピーナッツなどの豆類は、8種類すべてのアミノ酸を完璧に含んでいます。
植物に含まれているアミノ酸の利用可能な量は、肉や魚に含まれている量よりはるかに多い。「著書:フィットフォーライフより」西欧諸国人、アメリカ人、日本人等はタンパク質の摂取量が多すぎる。
Reported by Petert McCallum
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