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糖鎖とは何か(1)
ノベル化学賞を受賞した田中耕一さんは、「自分の研究が、『糖鎖』という高分子の付いたタンパク質の分析、応用にすすむ」というコメントをされています。では、「糖鎖」とは何か。
人の体の細胞は約60兆の細胞で出来ています。そのすべての細胞の表面のクサリ状のヒゲの様なものが数多く存在しており、それを「糖鎖」と呼んでいます。「糖鎖」は、アンテナ状の先端で情報を取り入れる働きをしておます。「糖鎖」の研究は、欧米に遅れを取っているとされる生命科学の分野で日本がリードする数少ない分野です。
生体内で糖鎖の合成にかかわる酵素の遺伝子を発見したのは、日本の研究者で、米国も国家プロジェクトを立ち上げて日本を急追しています。日本もリードを保つために、約300種類以上と考えられる糖鎖合成関連遺伝子をすべて集めて機能解析をするプロジェクトを4年前に立ち上げています。
ほとんどの病気は、「細胞同士がつながっていない、連絡し合っていないことが最大の原因」ということが研究の結果明らかになって来ました。自然治癒力や免疫力を発揮するには、すべての細胞が元気に働いていることが必要で、そのためには、細胞同士がすべてつながっていなければなりません。
「この細胞同士をつなげているのが『糖鎖』だ」ということが分かってきました。
「フードリサーチ」より
Reporter by Peter McCallum
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