オオールトBB株式会社
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唾液の働き
唾液の働きは2つあります。
1.「消化作用」
2.「口の中の環境を整える作用」
唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれていて、食べ物に含まれているデンプンを消化します。デンプンを麦芽糖に分解します。そして連鎖反応として胃の消化酵素のペプシンが働きだすという仕組み(メカニズム)になっています。
食物に唾液が混ざっていないと、胃の消化酵素が分泌されないため、胃に負担がかかります。口に含んだ食物は最低でも20回はよく噛んで食べましょう。「唾液力」がつきます。
口の中の環境を整える働きは驚くことに「6」つもあります。
1.「溶解作用」:味覚の刺激を溶かし込んで確認させる働き。
2.「洗浄作用」:食べかすを洗いながす働き。口臭消去
3.「抗菌作用」:空気中に飛び交う病原菌などに抵抗する働き。
4.「pH緩衝作用」:口の中のpHを一定に保つ働き。
5.「保護作用」:歯の表面に皮膜をつくり虫歯を防ぐ働き。
6.「円滑作用」:口の中の粘膜をコントロールして発音や会話をスムーズにする働 き。
唾液と口臭との関係(噛めば噛むほど口臭が消える)唾液に含まれる酵素成分が食物の食べカスを発酵させることによって口臭が発生しますが、水分や他の成分によって反対に口臭を抑制する働きもあります。口臭の予防には、食事はよく噛んで唾液がたくさん出るようにし、食後は、食べカスが口に残らないようによく歯を磨き、口の中を清潔にしておきましょう。
水分に含まれる酸素も口臭を抑制する働きをもっています。さらに有機成分の血清アルブミン、血清グロブリンなどのタンパク質も免疫に関与し、口のなかの感染を防ぎ、口臭を防止します。酵素のリゾチームも抗菌作用を持ち、口腔内の有害な菌を殺して、口臭を抑制する効果をもっています。
「唾液はなんでも知っている」より
Reported by Peter McCallum
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