2007年3月5日月曜日

オールトBB株式会社
日本リンパマッサージ協会 
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             ヒトの体液の酸化還元電位 

人体の酸化還元電位とは主として身体の一部を構成する種々の体液の酸化還元電位のことです。体液には我々が日常に目にする汗、涙、血液、尿の他に唾液、リンパ液等々基本的な物でも20種類以上あります。体液以外でも、臓器や筋肉、骨等も理論的には酸化還元電位は存在するはずですが試料採取や非侵襲(非破壊)測定が困難です。

 人の胃液の酸性度を表すpH値は極めて酸度の高い2以下の数値を示します。又汗は弱酸性、唾液は弱アルカリ性というようにpH値に関しては殆どの人体の体液についての多くのデータが揃っています。 しかし酸化還元電位のデータは余り多くありません。その理由は体液についてORP(酸化還元電位)測定の困難さに拠ると思われます。

一般のORPメータは測定に際して、表示数値の確定に最低でも1分程度の時間を要しますが、体液の酸化還元電位を試料採取によって測ろうとするとその間に試料の性質が変わってしまいます。体液には多くの生理活性物質が含まれ、時間とともにその活性が失われます。また空気に触れることに拠る溶存酸素濃度の変化が無視できません。 

しかし近年の研究に拠れば、体液の種類によって固有のORP値を示し、また個体差や人によってORP値に大きな差があることが分かってきました。例えば尿と唾液のORPの一般健常者の平均値はそれぞれプラス100mVと50mVという測定結果が得られています。即ち両者とも通常の水の電位に比べて200mVも電位が低い上に唾液は尿に比べて50mV低いことが分かります。

個人差については、平均値プラスマイナス200mVの広がりをもって分布しています。体液の種類による電位差や、個人差、そしてこれらの値の時間的変動は人体の状態について多く情報をもたらしてくれます。(あるHPより) 体液のなかでも、一番測定しやすいのが唾液です。

唾液は大人の場合1日に1,000 ~ 1500ml出ています。かなりの量です。これは、健康な人が1日に出す尿の量とほぼ同じ量です。また、同じ人でも気持ちの変化や自律神経の働きでも変化します。 唾液は、唾液腺から分泌されますが、15歳くらいまでに発達し、20歳を超えると老化現象がみられ量も少なくなってきます。唾液の量は、「若さの象徴」と言えます。 

唾液の酸化還元電位を測定し、その値によって、その人の健康状態を手軽に知ることができます。時間的な経過で測定値を比較することによって、いわゆるビフォアー、アフターを容易に確認できます。(ある特定の食品やサプリメントを摂取する前と摂取後の変化を確認できるわけです。) 色々な場面で応用ができます。

 測定値はどれ位の値が正常、異常かは、次回にてレポートします・・・・・・・・・・。

Reported By Peter McCallum

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