ミトコンドリアって何？

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　　　　　　　　　　　　　「ミトコンドリア」って何？

ミトコンドリアとは、人間をふくむ脊椎動物の赤血球以外のすべての細胞（人間の場合は、60兆個）に寄生した原核生物（バクテリア）です。

生物が海から陸に棲むようになったのもこのミトコンドリアのおかげと言われています。
ミトコンドリアは、好気性のバクテリアで増殖するために酸素を必要とするバクテリアです。

一つの細胞の中に。数百個も存在します。

ミトコンドリアの主な働きは、「細胞の中に取り込まれた酸素をエネルギーに換えること」です。

人の体温は、36.5℃を保つ恒温動物ですが、その体温を作り出しているのがミトコンドリアです。

植物は、空気中の二酸化炭素と水から太陽の光を利用してデンプンやブドウ糖を作り出し、酸素を放出しています。（光合成）そしてその酸素を動物が利用しています。

ミトコンドリアにも植物の光合成と同じ働きをするものもあります。

　　　　　　　　　　　　　ミトコンドリアの凄い働き

①口から取り込まれた炭水化物やタンパク質、脂肪などの栄養素が消化、吸収、分解、種々　の加工の反応へてを血液によって隅々の各細胞に運ばれます。

②細胞の中のミトコンドリアは、血液から供給された栄養素を元にエネルギー物質であるＡＴＰ　（アデノシン三リン酸）とエネルギーを作り出します。ＡＴＰは、車の燃料のガソリンにたとえら　れます。
　（エネルギー生産回路は、別名：クエン酸回路、クレブス回路、ＴＣＡ回路と呼ばれています）

③取り込んだ酸素を二酸化炭素と水にして排出します。

その他、脊椎動物の筋肉細胞や脳神経細胞、骨芽細胞、造血細胞、内分泌腺細胞などの特殊な機能は、ミトコンドリアのエネルギー代謝による様々なホルモンの働きによるものです。

ホルモン以外の機能物質、（例：ドーパミン、メラニン、アドレナリン、ニルアドレナリン、アセチルコリン、セレトニン）なども、神経細胞内のミトコンドリアによって作り出されています。

ステロイドホルモンも、腎、副腎内のミトコンドリアが作っています。

　　　　　　　　　　　ミトコンドリアを元気にする方法

ミトコンドリアに必要不可欠な酸素を正しい鼻呼吸で供給し、体を冷やす食べ物、飲み物を避けることをお勧めします。　（「ハンドヒーリングで免疫力を高める」より引用）

Ｒｅｐｏｒｔｅｄ　Ｂｙ　Ｐｅｔｅｒ　ＭｃＣａｌｌｕｍ